最近の東大病院の動きは、凄まじいモノがあります。いくつか挙げると 看護師派遣大手のスーパーナースと組んだ看護師再就業支援研修事業「Re−ナース」プラン 「医療経営人材育成講座」の開講 「検診部」の拡充。心血管ドック、がん検診、コンシェルジュの導入、普段着での移動など 佐川急便との提携による「手ぶら退院」、「入退院パック」、「手ぶら入退院パック」 のサービス ハイメディックとの提携による会員制検診「ハイメディック・東大病院」の実施。(PET/CT、MRI(3.0T)などはハイメディックの負担) 独立行政法人となり、自らの医療資源を収益に変えるために大きく代わったという印象があります。 とにかく自分たちの持っているモノを徹底的に活用していると思います。 民間病院においても、従来の考えから一歩出た行動が必要だと思います。
毎日新聞によれば、厚生労働省が今年5月に公表した基本診療科名を38から26に4割削減する見直し案について、同省が白紙撤回していたことが分かったとのこと。これは削減される診療科の学会が反発したことが理由のようです。 もともと厚生労働省は、わかりやすい診療科表記を求めて行おうとした施策。そのために診療科名を基本的なものだけにして、専門的な診療科名は、基本診療科の下に自由に書き込めるようにするというものであった。 何か医師という学会の既得権益に振り回され、患者・生活者の視点からはずれているような気がします。