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HIP病院広報塾

私たちHIPは、2007年10月24日、大阪府病院年金会館にて「病院広報セミナー」を開催し、70名様以上の方にご参加いただきました。
このセミナーで、弊社代表の黒江仁がお話ししたことを、少しでも多くの皆さまのお役に立つことを願い、ホームページで公開することにいたしました。
まだ、何かと不行き届きな点があるとは存じますが、ご寛容いただけましたら幸いに存じます。

はじめに

まず、本題に入らせていただく前に、4つの広報表現物を紹介いたします。
これらの広報表現物は、その時々に、病院の直面していた課題に対して、それぞれの病院の皆さまと一緒になって、真剣に討議を重ね、作り上げたものです。
組織広報としての「病院広報」の枠組みを、まず俯瞰いただくのに適したものであると考え、紹介します。

事例1

まず、紹介させていただくのが、「副院長奮戦記・正しい病院でありたい」です。
これは医療法人ペガサス・馬場記念病院で、十数年前、看護師募集対策の一環として制作させていただいたパンフレットです。

当時、馬場記念病院は、まだ個人立で、その他看護の病院でした。
さらに馬場先生が、大学から副院長としてお戻りになり、病院の再建を目指し、まさに病院改革をスタートされた時期です。
その時の改革の目玉が「基準看護の取得」。そのために必要な看護婦を集める。それが私に任された仕事でした。

しかし、馬場先生が最初におっしゃった言葉が「ウチには誇るべきものが何も無い。本当に看護婦は集まるのだろうか?」でした。
それに対して自信を持って、「先生は、本当に変えようと考えてられますよね!今、現在も行動されますてますよね!絶対それが看護婦募集の求心力になるはずです。」
少し、ディテールは違ったかも知れませんが、実は背中から冷や汗をタラ〜と流しながら答えたのを今でも鮮明に思い出します。
こうした中で生まれたのが、この「副院長奮戦記・正しい病院でありたい」です。

さきほど、これは看護師募集対策の一環であったと言いましたが、今、思うと、それから始まるペガサスのCI活動の切っ掛けであり、また、私たちHIPが考える「病院広報」の中心になる考え方だったんだなと思います。

事例2

次に紹介させていただくのが、「私はかかりつけ医の紹介状を持っています。」です。
これは医療法人橘会・東住吉森本病院で、当時の病院の方針を180度転換した時に制作させていただいたポスターです。
実はこれ、意外に有名らしく、HIPは知らないけどこのポスターは知ってるよ!と沢山の病院で言われた事のあるイワクツキの作品です。

当時、東住吉森本病院は「病気に休みはありません、だから病院も休みません」というキャッチフレーズの下、365日・24時間、診療活動を実施されていました。
私自身、そのキャッチフレーズを立案しながら、消費者にとってありがたい病院だな〜と、いたく感心していたのを、今でも覚えています。

そういった中での、医療制度の転換の予兆(=外来は診療所で、入院は病院で)。
時代の流れを正確に読んで、従来の事業戦略を大きく転換する、経営決断によって生まれたのが、「We Advance=変わりますプロジェクト」であり、そのプロジェクトの象徴的な表現制作物が、ズバリ「私はかかりつけ医の紹介状を持っています。」です。
これがあれば時間もお金もお得ですよ!と患者様、地域住民の方にお知らせしようとしたものです。

実は、賢明な皆さんにはもうお分かりだとは思いますが、真の広報対象は、診療所の先生です。
「私ども東住吉森本病院は、これからこういう姿勢で、皆さんと一緒にやっていきます。」という宣言だったわけです。

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